チラシ裏面の文章(下掲①)について、スタッフ友人から意見が寄せられました(下掲②)。新潟展実行委員会として、この意見を重く受け止め、巡回展終了後とはなりましたが、話し合いをいたしました。
今も差別が繰り返されている中、この一件で、自分たちも差別をする側になってしまうということが浮かび上がりました。実行委員会の統一見解ではありませんが、話し合いで出された意見を、
これから学んでいくための問題提起として、ここに掲載いたします。
①<チラシから>
家で韓国の話をしたら怒られるのはなんで?
戦争が終わって何十年も経っているのに、戦後に生まれた人は直接苦しめたわけじゃないのにいつまでも日本人が責められるから、韓国・朝鮮の人を嫌だと思っている日本人もいるのです。
②<寄せられた意見>
(上掲①)…を読んで、率直に言ってショックを受けた。誰に向けた、どういうメッセージなんだろう?と。そういう意見があって、議論があったとしても、それをチラシに書いて広めるということが、差別を肯定することに、差別の対象となる人たちを傷つけることに、なっているんじゃないかと感じた。
チラシは、答えを出さずに呼びかける形になっていて、二つの意見を並列のように並べてるが、この二つの意見が出てくる立場には圧倒的な不均衡があって、前提にある歴史の認識もあまりに違う。
何より、上段も含めて、歴史が終わったことのように書かれていて、それは、今も目の前で、自身の存在が脅かされる経験をし続けている在日のことが無化されてるように感じ、すごく辛かった。