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笹の墓標展示館 新潟巡回展
6/9-6/15
シンポジウム“東アジアの未来に希望のタネを”
6/12

開催報告

■「笹の墓標展示館」再生全国巡回展新潟展 6/9〜6/15
・来場者数 約270人
■シンポジウム―東アジアの未来に希望のタネを― 6/12
・参加者数 約70人

このほか、新潟国際情報大学にて講演及びディスカッションを企画いただきました。
ご来場くださった皆様、本当にありがとうございました!

展示会・シンポジウム風景










シンポジウム
シンポジウム

ご来場者からのご感想

涙が出そうになりました。
朝鮮人の強制連行について、大学の授業で学びましたが、笹の墓標については詳しく知らないままでした。

私の心に特に印象的に残ったのは遺族の方々の手紙です。韓国語を勉強しているため、ほぼ原文を読んで理解することができましたが、それが尚更リアルで、人々の痛みがまっすぐに伝わるようで、涙が出そうになりました。

私たちにはしっかりと過去を見つめ、反省し、未来につなげる責任があります。これからも、自分にできること(学ぶこと、誰かに伝えること・・・)でその責任を果たしたいと思いました。
自分の言葉でできるだけたくさんの人に伝えたい。
政府ではなくて 市民がこうやって繋がっていったというのはすごい。今日聞いた二人のお話 自分の知らなかったことばかりだった。忘れないうちに 自分の言葉でできるだけたくさんの人に伝えたい。
心から謝罪するべきだと思います。
私は今まで朝鮮人は何の理由もなくただ日本人に対して嫌がらせをしてくる人たちという印象が強かったのですが、今回の「笹の墓標展示館」を通じて、日本は朝鮮人に対して大変ひどいことをしてきたのだということを学びました。

韓国人からの切実な訴えが書かれている手紙を見たときとても心が痛みました。何の罪のない人々が強制的に働かされたあげく、れつ悪な環境下で働かされて家族を失った人の気持ちを考えると大変気の毒に思い、居た堪れなくなります。

日本は表面上では韓国と仲良くしようとしているのに韓国は毎度反発してくるというようなイメージをメディアを通じて日本人の心にうえつけていますが、本当に仲好な関係を築きたいのならば、面目など気にせず心から謝罪するべきだと思います。最近は世界大戦が起きかねないくらいに世界情勢がゆらいでいます。今こそ隣国同士協力していく必要があると私は思っています。
本当の歴史事実を知ってもらいたい
10代、20代、30代といった若い人たちが強制的に連れてこられて、労働させられるというのは本当に心が痛みました。これから夢や希望をもっていきていったはずの人たちです。

日本人として過去にこのような事があったことを知ることができ、とても良い機会になりました。徴用工や慰安婦など、詳しく聞かずに、韓国人はいつまでも歴史問題を持ち出してくるという人がいます。このような展示会を通して、本当の歴史事実を知ってもらいたいです。
心から謝罪するべきだと思います。
私は今まで朝鮮人は何の理由もなくただ日本人に対して嫌がらせをしてくる人たちという印象が強かったのですが、今回の「笹の墓標展示館」を通じて、日本は朝鮮人に対して大変ひどいことをしてきたのだということを学びました。

韓国人からの切実な訴えが書かれている手紙を見たときとても心が痛みました。何の罪のない人々が強制的に働かされたあげく、れつ悪な環境下で働かされて家族を失った人の気持ちを考えると大変気の毒に思い、居た堪れなくなります。

日本は表面上では韓国と仲良くしようとしているのに韓国は毎度反発してくるというようなイメージをメディアを通じて日本人の心にうえつけていますが、本当に仲好な関係を築きたいのならば、面目など気にせず心から謝罪するべきだと思います。最近は世界大戦が起きかねないくらいに世界情勢がゆらいでいます。今こそ隣国同士協力していく必要があると私は思っています。
私のできることと連なってゆきたい
私は新潟大学で韓国語を学んでいる大学2年生です。初修外国語で韓国語に出会い、学んでいくうちに歴史から目を離さず向き合っていくこと、한국*1や북한*2の歴史は自分とは切っても切れない無視することの出来ないものであると 自覚するようになりました。

今日は歴史と向き合うとは具体的にどうすることなのか、自分はどうしていきたいのかということを 見つけに来ました。私は私として遺骨という真実を知り、自分が感じたことを小さな対話の積み重ねとして共に歴史と向き合おうとしている仲間との出会いを大切にしていきたいと思いました。

責任は私達がつくった。連累は私達を作ったという言葉が印象に残りました。自分たちは良くしていける力があるんだということを 信じていきたいと思います。
歴史を掘り起こし記録を遺す大切な活動に思いを寄せ、展示館や各地の慰霊碑や普段の機会を見つけ、私のできることと連なってゆきたいです。
*1 韓国  *2 北韓(韓国において朝鮮民主主義人民共和国を指す呼称)
朱鞠内に行ってみたい
授業を受けるだけでは感じることのできないものを感じることができた。

遺族の方からの手紙、位牌を実際に見ることで、その方達の死を身近に感じ、深い悲しみを感じた。強制的に連れてこられ、異国の地で亡くなった方たちの思いははかりしれない。

機会があったら朱鞠内に行ってみたいと思う。
つながり続けたい
障がいを持つ子どもへの公共施設での差別発言に家族とともに、その発言をした人と団体へ抗議をしたことがありました。
相手の方が、「私は差別をしていない ! 」の答えにショックでしたが、今、この笹の墓標巡回展で強制連行された方々のご遺骨や副葬品、お手紙に触れ、胸に響く言葉を思い返して自分も「私は差別していない」という無意識の気持ちをなるべく曖昧にしておきたい
のだったと気づかされています。

資料館の倒壊、焼失により全国への再生のための旅が始まったことは、壮大なチャレンジだと思います。そのプロセスに関わることにより、自分が変わり、社会が変わり、歴史が変わるかもしれない。

建物を作ること自体は急がずに、人と人との出会いが、深い溝を埋めていく力となっていくようにつながり続けたいと思います。
つながり続けたい
障がいを持つ子どもへの公共施設での差別発言に家族とともに、その発言をした人と団体へ抗議をしたことがありました。
相手の方が、「私は差別をしていない ! 」の答えにショックでしたが、今、この笹の墓標巡回展で強制連行された方々のご遺骨や副葬品、お手紙に触れ、胸に響く言葉を思い返して自分も「私は差別していない」という無意識の気持ちをなるべく曖昧にしておきたい
のだったと気づかされています。

資料館の倒壊、焼失により全国への再生のための旅が始まったことは、壮大なチャレンジだと思います。そのプロセスに関わることにより、自分が変わり、社会が変わり、歴史が変わるかもしれない。

建物を作ること自体は急がずに、人と人との出会いが、深い溝を埋めていく力となっていくようにつながり続けたいと思います。

「笹の墓標展示館」再生全国巡回展 新潟展チラシについて

チラシ裏面の文章(下掲①)について、スタッフ友人から意見が寄せられました(下掲②)。新潟展実行委員会として、この意見を重く受け止め、巡回展終了後とはなりましたが、話し合いをいたしました。
 今も差別が繰り返されている中、この一件で、自分たちも差別をする側になってしまうということが浮かび上がりました。実行委員会の統一見解ではありませんが、話し合いで出された意見を、
これから学んでいくための問題提起として、ここに掲載いたします。
 
①<チラシから>
 家で韓国の話をしたら怒られるのはなんで?
 戦争が終わって何十年も経っているのに、戦後に生まれた人は直接苦しめたわけじゃないのにいつまでも日本人が責められるから、韓国・朝鮮の人を嫌だと思っている日本人もいるのです。

②<寄せられた意見>
(上掲①)…を読んで、率直に言ってショックを受けた。誰に向けた、どういうメッセージなんだろう?と。そういう意見があって、議論があったとしても、それをチラシに書いて広めるということが、差別を肯定することに、差別の対象となる人たちを傷つけることに、なっているんじゃないかと感じた。
チラシは、答えを出さずに呼びかける形になっていて、二つの意見を並列のように並べてるが、この二つの意見が出てくる立場には圧倒的な不均衡があって、前提にある歴史の認識もあまりに違う。
何より、上段も含めて、歴史が終わったことのように書かれていて、それは、今も目の前で、自身の存在が脅かされる経験をし続けている在日のことが無化されてるように感じ、すごく辛かった。
<以下、出されたスタッフの意見(要約・抜粋)>
☆チラシの文言のチェックができなかったことは、チラシを配布した私にも「見落とし」があったとい
わざるを得ない。「韓国・朝鮮の人を嫌だ」と思う日本人の感覚をそのまま認めてはいけない。植民
地支配の結果として日本に在住することになった朝鮮人たちの日本に対する思いと、「連累」(読
み:れんるい/テッサモーリス・スズキが提唱)という考えに至らず、植民地主義を継続する日本
人が抱く「嫌韓」感情を同列におくような構成は再考した方がよかった。
 この「日本は○○、韓国・朝鮮は○○」という構成はしばしば日本のメディアで観られる両論併記
である。このような構図の問題点はマイノリティ、今回は在日朝鮮人の視点を通してあぶり出され
た。正論と謬見との両論併記はあり得ない―このことは、今後の私自身の学びについても生かし
たい。
 
☆キム・ジヘ著『差別は大抵たいてい悪意のない人がする』(2021年)という本に、「権力者あるい
はマジョリティは、嫌いな集団を排除できる力がある。公に嫌いだと表明することは、その集団が
嫌われてもよい集団であることを世間に見せつけることになる」とある。これと同じことをやってしま
ったと思った。

☆日本人の視点からしか考えられていなかったところが反省点。今まで学んできたけれど、相手
の立場に立って考えられていないことがまだまだある。
 
☆在日朝鮮人だと公に名乗れない(=日本人によって名乗れなくされている)、見えにくい(日本人
が見ようとしていない)、在日の人たちの視点がなかった。
 
☆日本の朝鮮植民地支配や在日朝鮮人の差別について、知らない・出会う機会のない人に向け
て、このチラシは作成した。今回のことを踏まえて、よりよいものを発信していきたい。

わたしたちの平和のつくりかた

なんで日本と韓国・朝鮮は仲が悪いの?
芸能やファッションでは一緒に楽しめるのに、
家で韓国の話をしたら怒られるのはなんで?

日本とコリア。
過去の戦争が落とした暗い影。
この暗くて難しい問題を希望に変えていく人々。

過去と現在そして未来を繋ぐ「笹の墓標展示館」
での、人々の営みの記録を紹介する「笹の墓標
展示館・全国巡回展」が新潟にやってきます。
Qなんで日韓・日朝は仲が悪いの?

明治から始まった植民地支配。過去の戦争の時、北海道で多くの朝鮮半島出身者が過酷な労働を強いられて亡くなり、故郷にも家族の元にも帰れなかった方が多くいました。
何十年経った今も、悲しい気持ちを持ち続けている韓国・朝鮮人、在日コリアンの方がいるのです。
Q芸能やファッションでは一緒に楽しめるのに、
家で韓国の話をしたら怒られるのはなんで?

戦争が終わって何十年も経っているのに、戦後に生まれた人は直接苦しめたわけじゃないのにいつまでも日本人が責められるから、韓国・朝鮮を嫌だと思っているのかもしれません。でも、本当に過去の終わった話なのでしょうか?過去ではなく、今も苦しんでいる方々がいます。このままでは、溝が深まるばかりなのではないでしょうか。
Qこの溝はどうしていったらいいの?

海道の笹の墓標展示館では、25年前から様々な年代・ルーツの人たちが集まって学び合い、亡くなった方の遺骨を掘り祖国に返す活動をしてきました。
過去の悲しい歴史と共に、国どうしではできなかった、お互いに絆と信頼を深めて一緒に未来を作るための営みを「笹の墓標巡回展」で紹介しています。
あなたがこれからどんな未来を望み、どうやってつくっていくのかのヒントにしてもらえたら嬉しいです。
Q芸能やファッションでは一緒に楽しめるのに、
家で韓国の話をしたら怒られるのはなんで?

戦争が終わって何十年も経っているのに、戦後に生まれた人は直接苦しめたわけじゃないのにいつまでも日本人が責められるから、韓国・朝鮮を嫌だと思っているのかもしれません。でも、本当に過去の終わった話なのでしょうか?過去ではなく、今も苦しんでいる方々がいます。このままでは、溝が深まるばかりなのではないでしょうか。

What is 笹の墓標展示館?

過去・現在・未来、そして平和に思いを寄せる様々な人々を繋ぎ学びと交流を支えてきた笹の墓標展示館は、2020年1月、雪の重みで倒壊しました。
更に2021年12月、宿泊施設になっていた庫裏(くり)が火災で焼失しました。この笹の墓標展示館の意義を多くの方に知っていただき、貴重な場所を再建したいという想いで、車で日本各地を回り巡回展と募金活動をしています。

笹の墓標展示館HPはこちら

Information

笹の墓標展示館 新潟巡回展

期間:6/9(木) → 6/15(水)

場所:新潟国際情報大学中央キャンパス 1Fロビー

開館時間:9:00〜20:00
※6/11と最終日-17:00まで
 6/12(日)は休館日

ACCESS

新潟国際情報大学中央キャンパス
新潟市中央区上大川前通7番町1169番地

シンポジウム“東アジアの未来に希望のタネを”

笹の墓標展示館に集い、遺骨を発掘し、祖国にお返しする活動を実践してきた在日コリアンと日本人。それぞれの経験と想いをお話しいただきます。どうぞお運びください。

日時:6/12(日) 13:30〜16:00(13:00開場)

場所:ほんぽーと 3F多目的ホール
スピーカー:金 英鉉 みちまた かおり

ACCESS

ほんぽーと 中央図書館
新潟市中央区明石2丁目1番10号